【書評】ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」(荒木香織著)

2019年、ラグビーワールドカップが日本で開催され、
日本代表が史上初のベスト8進出で大変盛り上がりましたね!

2015年のワールドカップで日本代表が南アフリカ代表に勝利し、
「スポーツ史に残る番狂わせ」と評されたことはあまりにも有名ですね

そのときに一躍有名になったのが五郎丸歩選手がキックの前に行う「五郎丸ポーズ

この五郎丸ポーズを含めたキック前のルーティンを作ったのが著者の荒木さんです

この本ではラグビーを題材にメンタル技術を述べていますが、
目標の設定方法緊張・イライラしたときの対処法など、
自己成長に役立つことが記載されてました

僕がこの本から学んだことを述べていきたいと思います!



五郎丸選手のルーティンの意味


プレ・パフォーマンス・ルーティン」 :五郎丸選手がキックを行うまでのルーティン

このルーティンの目的は、心理的な安定状態を作ること
心理的な安定状態を作ることで、体が自動的に目の前の行動に集中することができるのです

ここで興味深かった点は、
このルーティンで最も重要なのは、理想とする動作を完璧に遂行したかどうかであり、
キックが成功したかどうかは問わないという点です
ルーティンを遂行すれば、パフォーマンスの向上につながるということです

ただし、この「 プレ・パフォーマンス・ルーティン 」はどんな場面でも使えるわけではありません
以下の条件のもとで行われます

  ・止まっている対象物にアプローチすること
  ・制限時間がなく、自分で時間をコントロールできること


サッカーのフリーキックやテニスのサーブ、ボーリングの投球などが対象になります
ストレスなくできるルーティンを探してみてはいかがでしょうか



最高のパフォーマンスを発揮するためのメンタルスキル


みなさんの中で、メンタルが弱いと考えてしまう人はいないでしょうか

この感情はネガティブな感情であり、パフォーマンスを下げる方向にはたらいてしまいます

この本ではネガティブにならないために、「自分でコントロールできることだけ考える」ことを提案しています

ラグビーの例でネガティブなことは「相手が大きくて怖い…」
これは自分ではどうしようもありません!

まずは何が不安なのか書きだす(例:相手が大きくて怖い)

自分でできる対処法を考える
(例:フィジカルを強くする)

こうすることで自分がコントロールできることになり、
やるべきことが明確になります

このように自分の課題を明確にすることで、
気持ちを整え、自分の成長につなげることができます


よりメンタルスキルについて知りたい方は本を読んでいただければと思います!
ここまで読んでいただき ありがとうございました!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。